武内カズノリ

1953 千葉県生まれ 
2007 我孫子野外彫刻展‘07(我孫子・千葉)
2008 久留里現代アート展(君津・千葉)
2009 タイ・日現代彫刻シンポジウム(Thiang mai Unv・Thailand)
   横浜の森 (横浜市民の森・横浜)
   中之条Biennial 2009(四万温泉・中之条町・群馬県)
2010 アーチストインレジデンス (公州市・韓国)
   Gongjyu Nature Art Biennal 2010(公州市YONMISAN Nature Art Park・韓国)
“遊”桜ヶ丘現在進行形(桜ヶ丘遊の森公園・多摩市・東京)
2011 中之条Biennial 2011(中之条町・群馬県)

■モノ(対象)をとおして自然に遭遇する事■
カズ・タケウチの仕事は、体験と再構築に在る。 あなたが、その作品の置かれた場を綿密に観察するならば、人々がそのまわりで遊んでいたかのように点在する彼の仕事が、特定の意味を持ちだし、貴方の目には詩的で美学的な価値があるようにまったく異なった姿に遭遇する事ができるだろう。
中国の審美者Zhu Guanggingは「真に美しきものを見つけるには、その対象を良く見つめ続ける事だ。」といった。観客が点在する作品群を移動してゆくうちに、ばらばらの部品が見るものに働きかけ、知らず知らず作品の意図をひとつに収斂する事ができる。
西洋ではこのリアリティーを主観的に表現する事を通して、1つの成果を得る事ができた。
東洋では、コミュニケーションする事自体が主題と対象の融合を助けた。
言い換えるなら、主題はそれらのモノ(対象)をとおして ひとつに結び付けて考えることができる。
アーティストが過剰なコントロールをせずに作品を設置することは、対象物の位置と状況における自然な係わり合いを作り上げている。
木と,石(陶)と素材は、展覧会の中で自然な出会いを生み出すように配置された。
アジア人は、『関係』を評価する。 作家の作品の置かれた場で.観衆ははじめてこの概念の関係を表す彼の”仕事”に遭遇する。そして、関係から意味するその根源を理解することは東洋の原理である。 カズ・タケウチの作品は、我々にその根源を見つめさせるのだ。

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